渡航記2015夏Ⅰ

渡航記2015夏Ⅰ

工芸帖ではなくて、店主の渡航記録です。
興味のない方はスルーしてくださいね。

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夏になると、北欧の乾いた青い空に出会いたくなります。
あの青は、日本では見られないなぁ。
白い雲とのコントラスト。
スコーーンと抜けていくような感じ。
かれこれ20年近く通っていますから、
出会いたくなる、というよりも飢(かつ)えてしまうような気分です。

仕事や家族の事情、自分の体調…と、
毎夏のヨーロッパ行は必ず叶うばかりではないことは年々切実になってきました。
なので、行けるときにはスパーっと行って来よう。
というのが今の気持ちです。
(まあ、何でも思い切りがいい方ですが)

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4月。
「galleryらふと」で、クロヌマタカトシさんの作品展を開きました。
(その時の記事はこちらの前後で → click

クロヌマさんとは2013年に二年後の「galleryらふと」での個展をお約束していました。
その間、クロヌマさんがパリを訪ねたとき、オルセー美術館で出会った一枚の絵画。
心に残ったその絵と再会した「住む」のバックナンバー。
その記事を偶々書いていたのが私で、ハマスホイの画集を見にヒナタノオトを訪ねてくださいました。

どのような展覧会にしましょう。
ぐんぐん進化するクロヌマさんの心と手の移ろいを感じながら、
人物を中心に構成すること、ハマスホイへのオマージュを展覧会のベースに置くことにして、
企画を進めていきました。
案内状の写真は、昨年の冬、クロヌマさんの作品を抱えてデンマークを訪ね、
ハマスホイの描いた空間の光を思いながら撮影してきたものを使ったものです。

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こうして開いた桜の季節の展覧会は、今も心の中にひとつの部屋を築いたかのように、
大切な時間となりました。
二年後、2017年の桜の季節、再び「galleryらふと」でクロヌマさんの個展を開くことも決まりました。

さて、今年のその展覧会の最中に、クロヌマさんが、パリでは初めての個展を開くと伺ったのです。
行きたいなぁ。
日程を聞けば一か月半後。
スケジュール帖と照らし合わせたら、行ける!
というか、8月の三越展、10月の工房からの風を思えば、
この期間しか続けて休めない!
と、その晩、すかさずチケットを取ったのでした。

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目指すはパリなれど、デンマークの青空に挨拶しないわけにはいきません。
スカンジナビアエアラインに乗ってほぼ定時16時到着。
DSBに乗ってすぐにコペンハーゲン中央駅へ。
(空港から中心部へのアクセスが15分ほど。
本当にデンマークは便利なのです)

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お気に入りのカフェにもご挨拶に行き、
長いday timeの北欧時間を味わいました。