西村暁子さん

西村暁子さん

8月には5人展を開きます。
7(金)-30(日)(火・木休み)
出展作家
曽田伸子(ガラス)・nomama(織)
にしむらあきこ(和紙造形・絵本)
fujiiikuko(装身具・オヴジェ)・三上優司(津軽塗)
patisserie MiA(コンフィチュール)

patisserie MiAさん以外は、今年度の「工房からの風」への出展作家の方々。
12(水)~24(月)(火休み)の三越展と合わせて、ぜひお出かけください。

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出展作家作品のご紹介をいたします。
和紙造形の西村暁子さんです。

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Q
西村さんの今回作品は、どのようなものですか?

A
「つもるひと」という詩集のような物語のような絵本を作りました。
その原画と、原画を利用したポストカードやレターセットを中心に紙製品をご用意しています。

「つもるひと」は、以前(6〜7年前)、
老人福祉施設のエントランスに作品を提案して欲しいという依頼があったときに考えた文章でした。
残念ながらその仕事はかたちにならなかったのですが、
そのときに考えた「老い」というものの美しさみたいなものをいつか形にしたいと思ってあたためていました。

そんなとき、稲垣さんからお父様のお話を聞き、
そのとき話してくださったなんというか「色」みたいなものがじわっと染みてきて、
どういうかたちにするかはっきりと見えたので、
「いましかないわ!」とどこで発表するかもわからぬまま仕上げた作品です。

当初の老人福祉施設のときに考えていたものとはまったく違うものになりましたが、
こうしてヒナタノオトさんで展示し、誰かに見てもらえるものになったことがうれしいです。

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コメントに私の名前が入ってしまって恐縮です。。
この春、西村さんとゆっくりお食事をする機会を得て、
あれこれ話す中で、父のことを話していたんですね。

私のささやかな話から、西村さんが色や姿を確かになさって、
このような作品に仕上げてくださったこと。
私個人のことを超えて、ありがたくすばらしいことと感じています。

私はすでに拝見させていただきましたが、
さまざまな想いの粒子がない混ざり、
それらが美しく昇華された
すっきりと澄み渡った作品でした。

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Q
夏休み最中の展示ですけれど、西村さんの今年の夏休みはどのようなものですか?

A
ズバリ、「工房からの風」準備にあけくれる夏。
息子の就学(来年から一年生なので)で奔走する夏。
夏休みはあるのかしら〜という夏です(笑)。

夏は大嫌いでいつも籠りがちではありますが、
ギラッと光る電車の背中とか、向日葵の黄色とか、
体温より高いもんもんとした 温度の匂いとか、
兵隊の足音のような夕立の音とか、夏の夜の色とか、
そういうのを見つけたとき が、あ〜・・・・夏休み。

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「工房からの風」に向けては、絵本製作にも力を注がれる西村さん。
会場の一角には、絵本を広げて読んでいただけるコーナーも出現予定です。
西村さんの和紙造形の世界にまず触れていただき、絵本をひらくと一層の読み応え、
味わいが深まるように思います。

西村さんの在店は、9日(日)に少しと、19日(水)15時くらいまでです。